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インドの言語教育事情

インドは英語とヒンディー語を公用語としており、その他にも14ものローカル言語があります。そのため、言語学習の問題が常につきまといます。英語はとても重要であり、英語ができなければ仕事につくことができないばかりか、高等教育を受けることは難しいです。そうでありながら、公用語であるヒンディー語にも力を入れる必要があるため、そのジレンマが垣間見られることがあります。義務教育を受ける学校では、イングリッシュミディアムとヒンディーミディアムに分かれています。英語で授業を行う学校と、ヒンディー語で授業を行う学校の違いです。インドのエリート層はほぼ英語で会話をすることから、英語が重要になります。しかし、母国語であるヒンディー語を重視する親の教育方針によってヒンディーミディアムの学校に通うことも多いと言います。しかし、就職活動や高等教育で学ぶ際には、ヒンディーミディアムで学んだ生徒が不利になることもあります。

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